愛猫が便秘になったら不安で不安でたまりませんよね。
毎日同じフードを与えていたのに、急にコロコロとしたうさぎのうんちや全体的に乾燥した硬いうんちになってしまったらとてもショックです。
「病気なのかな…」
「何がいけなかったんだろう」
「今すぐできる対策はないかな」
ぐるぐると不安が押し寄せてしまう気持ち、わかります。
夏目家ではウェットフードと遊ぶ時間を多めにとって、お腹のマッサージもちょこっとしてみたところ、見事に改善されました。
現状を少し見直すだけで効果が現れるなら、やってみて損はありません。同じような症状でお悩みの方はご覧ください
- コロコロとしたうさぎのうんち
- 乾燥しているうんち
出すことはとても重要です。愛猫にすっきり健康で気持ち良い毎日を送ってもらいましょう!
グルメな愛猫も喜ぶごちそう缶詰『カナガンキャットフード ウェット』夏目家で成功した方法
猫ちゃんは本来便秘になりやすい生き物と言われています。「完全な肉食で水分補給も苦手」…確かに便秘まっしぐらな食生活かもしれません。
夏目家で試したのはこちらの3つです
- ウェットフードを与える
- 遊び方・時間を増やす
- お腹のマッサージ
取り入れやすそうだと思いませんか?順を追ってご説明します。
①ウェットフードを与える
水分をフードから摂取
基本はドライフードを与えていましたが、量を減らしてその分ウェットフードに切替ました。これはミックスフィーディングと言って、一日の給与カロリー内でドライフードとウェットフードのどちらも与える方法です。
例えば朝はドライフード、夜はウェットフードを与えます。そうすることにより外出時にはだらだら食べができて、夜はもし残しても傷む前に破棄できる安心の給餌方法です。
コスパよく水分補給が叶うので、おすすめです。ミックスフィーディングについてはこちらで詳しくご紹介しているのでぜひご覧ください。
水分補給が足りていないのではないか?の対策でした。
②遊び方・時間を増やす
短時間でも、遊ぶ習慣をつくる
早朝、仕事前、晩ご飯後、リラックスタイム、就寝前
上記の時間を毎日5分ほど遊んでいるので、まさか運動不足ではないだろうと思っていたのですが、これを機に遊び方を変えてみました。
今までは障害物で獲物(おもちゃ)を隠したり、動きを動物に見立てて狩りを模した遊びが中心でしたが、走る時間と距離を増やしました。
キャットタワーの最上段まで誘導し、一気に駆け下りて次は階段を一緒に駆け上がる。夏目の運動量もかなり増えましたが、驚くほど喜んで着いてきます。そして追い抜かれます。
もし一緒に走るのは近所迷惑になるよ!という方は、猫ちゃんは上下運動が大好きなのでキャットタワーの上り下りを増やすのはいかがでしょうか?
狩りを模した遊びはとても喜んでくれるのですが、一点集中で飛びついてくるので運動量としては少なめです。狩りモードの遊びと、純粋に距離を走る遊びを取り入れるのが良いでしょう。
運動不足についての対策でした。
③お腹のマッサージ
初心者でも大丈夫
お腹のマッサージは難易度が高いと感じるかもしれませんが、どこを触ってもぐるぐる喉を鳴らす甘えたな猫ちゃんには最適です。
リラックスしているタイミングで、「の」の字を描くようにお腹を優しくマッサージします。ひめちゃんは毎日へそ天で寝ているので、そのタイミングにマッサージをしてみました。
以上3ステップを試してみたところ、驚くほど見事なうんちがでました。
詳しくはのちほどご紹介しますが、上記の方法で水分・運動不足の軽度な便秘は改善されます。この経験から、私たち飼い主が工夫をすれば便秘の予防や改善はできるのだということがわかりました。
サプリをお探しの方はあわせて検討してみて下さい
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便秘の「めやす」と愛猫の症状を確認
愛猫の便秘はどのレベル?
毎日うんちはしていますか?日常のサイクルから数えて、便秘かどうかを判断します。
もとから2日サイクルの猫ちゃんもいるので、丸1日出ないからと言って便秘とはなりません。
では、めやすは何日からを指すのでしょうか
3日以上うんちが出ていないと便秘
健康的な猫ちゃんのうんちは水分を含んでつやっとしているので、猫砂が少し付着するイメージです。観察時の参考にしてみて下さい。
したがって、水分不足の場合は表面が乾燥していたり、うさぎのうんちのようなコロコロとした状態になってしまいます。
毎日出していても少量であったり、コロコロしている場合は便秘といえます。
- 3日以上出ていない
- 水分がなくコロコロしている
- 量が少なく絞り出したような形
上記の場合は便秘と判断されます。
人間にとっても便秘はとても気持ち悪いですよね。
便秘が習慣になっている人は「また便秘だ…」「もやもやするな」と気持ちが落ちてしまう反面、まぁ大丈夫だろうとあまり深刻に思わない人も多いのではないでしょうか?
しかし猫ちゃんにとって便秘はやっかいです。あなどれない危険性について確認してみましょう
あなどるなかれ…猫ちゃんのキケンな便秘
人間と違い、猫ちゃんの便秘を軽く見てはいけません
- ひどい便秘は手術が必要な場合がある
- 術後も便秘を繰り返す可能性がある
便秘で手術?と思われるかもしれませんが、とても深刻問題なんです。排出できずに腸内にとどまり続けると「巨大結腸症」という病気になる危険性があります。
便秘を解消せず放置すると腸の中にうんちが溜まってしまいます。次第に腸に異常が起こり、自力で排出することができなくなります。
食べたら出すという当たり前のサイクルが滞るのは、とても恐ろしいですね。猫ちゃんは何か異変が起こったとしても話すことは出来ません。
すぐできる!改善策をご紹介
先ほども軽く触れましたが、具体的な方法を順を追って紹介します。
ふだんドライフードのみを与えている人は、ウェットフードを取り入れるだけで改善する可能性があります。その理由は水分量にあります。
ドライフードの水分量は10%ほど
ウェットフードの水分量は80%ほど
ドライフードにも水分はあるの?と驚かれるかもしれませんが、さらに驚きはウェットフードの水分量です。この数値からわかるように、ほぼ水です。
ウェットフードは満腹感もありカロリーも低いので、ダイエットにも最適です。しかし一日のフードを全てウェットフードに変えると、かなりコストがかかってしまいます。
さらに香りが良く嗜好性が高いので、ドライフードを食べなくなる可能性もあります。
そんな問題を解決するのが、先ほどご紹介したミックスフィーディングです。ドライフードとウェットフードのどちらも与えることでコストを抑えつつ、愛猫の満足と水分補給を叶えるならこれしかありません。
猫ちゃんのメンタルや健康面でも、運動はとても大切です。持久力がないので1回だけ長く遊ぶのではなく、5分程度の短時間を小分けにして一緒に遊んであげるのがポイントです。
イエネコはどうしても運動量が少ないので、積極的に遊びに誘ってあげることで運動量を増やしましょう
ものを嚙んだり、いたずらで困っている場合も運動不足からストレスを感じているのかもしれません。
適度に発散させることでストレス解消にもなるので、一石二鳥を狙っていきましょう
マッサージは取り組むまでに慣れが必要です。
毎日スキンシップは取れていますか?頭やあごを撫でる人は多いと思いますが、ふわふわの下っ腹などは嫌がる猫ちゃんが多いです。
しかし、徐々に慣らしていけば「触っていいよ」と心を開いてくれるかもしれません。実家のちぃちゃんは家族がいる前ではツンとしていますが、別室で二人きりになったらデレるツンデレです。
このように、性格によっては人がいると触らせてくれない猫ちゃんも、二人きりなら触らせてくれるかもしれません。
魅惑のお腹を触らせてくれるのは私たちにとっても嬉しいことですが、猫ちゃんの為にもマッサージの練習をするのが好ましいです。
- リラックスさせる
- お腹を「の」の字でなでる
- 嫌がったらすぐやめる
トイレ自体を買い替える
トイレが気に入らない様子なら、買い替えも検討してみては
猫ちゃんはとてもデリケートな生き物です。トイレが気に食わないと我慢をしたり、別のところで粗相をしてしまうことがあります。
- トイレが汚れている
- トイレが小さい
- 猫砂の量が少ない
- 猫砂のサイズが気に食わない
- 場所が落ち着かない
別の場所で粗相をされると困りますが、トイレを我慢してしまうのはもっと大問題です。
トイレのふちに座り不安定なポーズでうんちをしているなど、イヤイヤサインはしていませんか?
目撃したら買い替えを検討してみて下さい。
【朗報】買い替えることで掃除も楽に
イヤイヤサインを機に、大きなトイレを購入しました。
最初は警戒していたものの、慣れると大のお気に入りになりました。もう片方のトイレも同じものに買い替えようか検討中です。(その後買い替えました)
少しの違和感やトイレ中に嫌なことがあったりすると、猫ちゃんは賢いので覚えてしまいます。大切な排泄タイムは安心して使ってもらいたいですよね。
綺麗好きな猫ちゃんにとって、清潔で使い心地の良いトイレはとても重要です。水分補給や運動も大切ですが、トイレ自体の買い替えも検討してみてはいかがでしょうか
- すのこ
- おしっこ受けのトレー
- トイレ本体
- トイレ本体
洗って干すだけでも一苦労のパーツたちでしたが、現在は本体1つ丸洗いして終わりです。掃除の手間がかかりません。もっと早く出会いたかったです…
日常ケアで便秘を予防しよう
便秘にさせない!できることから予防を意識しよう
ブラッシングはしていますか?長毛の猫ちゃんは毎日ケアが必要なので、注意している飼い主さんも多いと思いますが、短毛の猫ちゃんにもブラッシングは必要です。
少し撫でるだけでもふわっと抜ける被毛は、丹念な毛づくろいにより体内に飲み込まれてしまいます。
生理現象として排出できる分には問題ありませんが、蓄積すると毛球症という病気になる恐れがあります。
ブラッシングには余分な被毛を取る他にもマッサージ効果や、ケガなど異変に早く気付く手段でもあります。もちろんコミュニケーションにもなります。
他にも、お腹のマッサージは健康にも良いとされているので、ぜひ取り入れるようにして下さい。
繰り返す内に習慣化できれば体の変化にも気づきやすいので、私たちも愛猫の健康の為しっかりと観察してあげましょう。
日々のストレスを軽減することも大切です。
まとめ
猫ちゃんの便秘について今回調べてみて、日常のケアが本当に大切なんだということを実感しました。
「うんちが乾燥気味かな?周期が遅れているかな?」
と気付くのは、トイレ掃除の際に観察していないと気付けませんし
「お腹のマッサージをしよう」
と思っても、お腹を触らせてくれるかどうかは普段のコミュニケーション次第です。
「飲水量が落ちてるかな?ウェットフードを与えよう」
この判断も、毎日の飲水量を見ておかなければなりません
「最近便秘ぎみだから水を飲もう」
「繊維も必要だから、今日は違うフードを食べようかな」
猫ちゃんにはこのような選択肢も行動もできません。
私たち飼い主が注意深く日常をチェックし、不足している物を与え予防に努めなければなりませんね。
毎日しっかり食べ・寝て・遊び・出す、このサイクルを守って愛猫の健やかな健康を見つめられるように努力していきましょう!