ねこちゃんの爪とぎを止めさせることは出来ません。
とは言え、木の骨組みから出来上がっていく様子を数か月にわたり見てきて、やっと完成したマイホーム。
入居後すぐに・・
爪とぎをされると正直困りますよね。
念願の新築、傷をつけたくない・・
それでもねこちゃんと一緒に暮らしたい!
建ててから後悔しない為に、対策すべき点があるなら知りたい
後悔しない為だけではなく、プラスして良かったものもあります。
一緒に家づくりのポイントを見ていきましょう
壁紙はペット対応のものを選ぶ
はじめに、ねこちゃんに爪とぎをやめさせることは出来ません。
狩りの本能が残っているねこちゃんにとって爪はとても大切な武器です。
『ここで爪をといだらだめだよ!』というのは人間のルールなのでねこちゃんに強要することはできません。
たくさん爪とぎ機を用意してあげる事や、定期的に爪切りをすることは大切ですが、壁紙はねこちゃんにとってかっこうの爪とぎ場になる可能性が高いです。
ねこちゃんにしつけは出来ないことから、してほしくないことがあるならば原因から断つことが一番重要です。
実際に自分が家を建てたり、壁紙を張り替えるようなタイミングがないと知る機会がありませんが、壁紙の種類はとても豊富です。
- 彩りを与えたり、清潔感、安心感を与える視覚的要素。
- 抗菌や抗アレルゲン、マイナスイオンなどの機能的要素。
そして今回ご紹介しているスーパー耐久(ペット対応)の壁紙は想像よりもすごいです。
大阪にある壁紙やクロスの専門店サンゲツさんにて実際にサンプルを触らせて頂いたのですが、軽く爪を立ててみると硬くて爪が引っかからない=爪とぎしにくい素材でした。
普通の壁紙よりも高額にはなりますが、費用対効果はバツグンです。
ねこちゃんが爪とぎをしても気持ちよくない、楽しくないものを選ぶのが大事
壁紙の小話|夏目の悲劇
我が家は3階建てなのですが、爪とぎをされそうなポイントの階段と廊下・リビングのみペット対応の壁紙にグレードアップしました。
寝室や趣味の部屋などはデザイン性の壁紙を選んだので、家の中丸々強度を高めることはしていません。
部分だけでも追加費用は7万円ほどかかりましたが、とても満足しています。
寝室などは普通の壁紙なので、爪とぎをされるとボロボロにされるリスクがありましたが、デザインを取り入れたいのと費用面を考えて断念。
その結果、寝室は入居後すぐに窓に飛び乗ろうとして失敗したひめちゃんによって、爪痕が残されています。
(このブロックのひめちゃんのアイキャッチをご覧ください・・傷が見えますか?)
窓枠の下に小さな棚を設置するなど、ステップ台を置いてあげれば良かったです。
廊下の幅を知る
家の間取りを見せられても、多くの人はピンときませんよね。
CL・・クローゼットか、収納スペースがあるんだな
LD・・リビングのサイズが書いてあるんだな
私も全くの素人で、図面で見ていても良くわからないのですが、ねこちゃんと暮らす人は知っておきたいポイントがあります。
知っておきたいポイントとは、廊下の幅です。
廊下の幅の何が重要かというと、わんちゃんやねこちゃんの逃走防止柵を設置できるかにかかわるからです。
昔と違い、外には出さずに家の中で暮らすイエネコ化が進んでいますよね
飼い主さんがドアを開けた際に飛び出して迷子になったり、事故に遭ったりとトラブルの多い玄関。
玄関とリビングまでの通路にドアを一枚隔てる造りなら問題はありませんが、例えば2階のリビングから1階の玄関までドアのない造りも多いですよね。
そんな場合には逃走防止柵の設置はとても重要です。
工事は不要で、くるくると左右のネジを回して突っ張り棒のように設置するタイプがとても便利なのですが、手動で調整できるとはいえある程度の規格サイズがあります。
そして廊下の規格サイズは大体同じだろうと思われましたが、建てる家によっては少し下回る場合も。
先に逃走防止柵の目星をつけておいて、そのサイズが使用できるのかどうか幅を把握することが大切です
そんな狭い廊下はないよ!と思う方は続きの廊下がせまい小話へお進みください・・
廊下がせまい小話|夏目の誤算
我が家では夫婦そろってロードバイクが趣味なので、玄関先の一部屋を自転車部屋として使用しています。
玄関や駐車場を広めに設計した結果、廊下の幅が狭くなってしまいました。
生活する上では何の問題もなく、満足して生活していたのですが・・我が家の廊下が規格より少し狭いことで逃走防止柵の規格サイズが入らない!という問題が起きたのです。
本来は保護カバーがあってネジの部分に付けると壁を傷つけることなく使用できるのですが、そんな小さな部品ですら付けられませんでした。
壁に傷をつけないどころか柵が設置できるのかの一大事だったので、片方を外して無理やり押し込みました。
最初から設置されていたのでは?と思うほどぴったりですが、この先にある洗濯機が故障したら柵を取り外さないと通らないので、今から不安でいっぱいです。
皆さんは私の失敗を見て、このようなことが起きないように計画的にすすめてくださいね!
オープンキッチンは大変
オープンキッチンって憧れますよね。
リビングを見渡しながらお料理が出来るので、誰かを招待してもお話が途切れることなく準備ができる、開放感がとっても素敵。
しかしその開放感がねこちゃんの進入を許してしまいます。
お料理する時のねこちゃんはとにかく大変です。
近くで見ているだけならまだしも、食べたら危険な食材や火を使っている時に近づかれると神経をすり減らしますし、調理時間も倍かかります。
頼みの綱の逃走防止柵もキッチンでは通用しません。
この素敵キッチンの対策は2つあります。
キッチンには進入させないDIY型
いつでも侵入OKぴかぴかキッチン努力型
DIYでおしゃれに安全を作る、素晴らしい対策をされている方も多くいらっしゃいますが(本当にすごいです。ぜひ検索してみて下さい)
我が家のようにぴかぴかにしている努力型が多いように感じます。
共働きでささっと晩ご飯を作りたい時に、キッチンでねこちゃんと格闘するのはとても大変なので・・ご家族で作戦会議されることをおすすめします。
料理中は家族にねこちゃんと遊んでもらう
フードを与える時間を工夫して(先にお腹をみたして)キッチンへ行くなど・・良いタイミングを知ることも重要
キッチン小話|ひめVS夏目
いつでも侵入可のぴかぴかキッチン努力型とはなんだという話なのですが、まずはキッチンについて。
ねこちゃんにとってキッチンはとても魅力的な場所です。
流れる水が見られるし、良い匂いはするし(肉食なんだなぁと感じる瞬間)
一日会えなかった飼い主さんが帰ってきたのだから、そばにいたいし。
我が家はお金をかけない努力型を選んだので、ひめちゃんはがんがんにキッチンに遊びに来ます。
実践している対策は
ご飯の準備をする前にフードを与える
シンクは常に片付けておく
コンロ周りの油汚れは、料理の度に拭いてピカピカに
誤食が怖いのであまり来てほしくはありませんが、足元ですりすりと甘える姿やカウンターでじっと見ている姿はとても癒されます。
ご飯の用意の度にキッチンを綺麗に保つのはとても大変ですが、ひめちゃんの為にも片付けようと思うとモチベーションがアップします。
日々使うものだけをキッチンに出しておき、使用頻度の低いものは棚に直しておくシンプルキッチンがとてもおすすめです。
ホコリも被らないし、掃除の際に動かさなくてもさっとふけるので時短に繋がります。
家族と協力して、安全にストレスなく過ごせるように工夫が大事ですね
窓の追加について
プラス料金がかかったとしても、窓を追加できるスペースがあるならば検討してみるのはおすすめ
自然の光を多く取り入れられると、家は一気に明るく気持ちの良い空間になりますよね
猫ちゃんが安全に日向ぼっこできる場所をつくること
私たち飼い主にも気持ちの良い空間をつくること
どちらにしても窓の確保はとても大切です。
例えばリビングの横にキャットタワーを設置することで、ねこちゃんの大好きな
高いところからリビングを見渡せる位置で日向ぼっこができる
お気に入りの場所が出来上がります。
窓小話|ひめのお気に入り
我が家はリビングに窓を1つ追加しました。
ベランダ側に大きな窓があるのですが、窓を追加することで光を多く取り入れることが出来るようになりました。
追加費用は4万円ほどかかりましたが、天気の良い日は電気をつけなくても明るいのでとても快適です。
現在は追加した窓の横にキャットタワーを設置しているので、キャットタワーでまどろんだり、そのまま窓の手すりに移動してくつろいだりとお気に入りの場所になっています。
ねこちゃんは本当に高いところが好きですね。
毎日しっかりとニャルソックしてくれています。
まとめ
新築でねこちゃんと暮らすというのはハードルが高く感じられませんか?
猫好きな友達や家族は喜んでくれましたが、猫と暮らしたことがない主人は新築1年間は飼いたくない、と言っていました。
理由は『爪とぎをされると困るから』だったのですが、今は便利な物があふれています。
壁紙の威力はすごくて、最初何度か立ち上がって壁に貼りつく姿をみましたが、一度も爪とぎをしていません。
これから家を建てる人
リフォームで部屋の壁紙を張り替える人
ぜひ壁紙は妥協することなく満足のいく選択をしてくださいね
キッチンの対策や窓の設置など、我が家の小話もふんだんにご紹介させていただきましたので、新築で猫ちゃんとあなたがごきげんに暮らす家づくりのヒントが見つかれば嬉しいです。
ペットと愉しむインテリアショップ【uminecco(ウミネッコ)】