ねこちゃんを飼うのは決して楽ではありません。
- 在宅勤務で最近は家にいることが多いから
- 寂しい私を癒してくれるかもしれないから
- 人気が高いからなんとなく
ふわっとした理由で飼いはじめたら、ねこちゃんもあなたもきっと後悔します。
自分がねこちゃんを飼うのに向いているか知りたい
手がかからなさそうなので飼ってみたい
ねこちゃんを飼うことのリアル
最初にして最大のリアル、費用がかかります。
必要な費用は以下の通りです。
半年や一年に必要
- ワクチン接種
- 健康診断(半年がおすすめ、一年ごとは絶対)
定期的に必要
- フード(ドライ、ウェット、おやつ)
- 爪とぎ機やおもちゃ(すぐ壊れます)
- ケア用品(ブラシや歯みがき、シャンプータオルなど)
- トイレの砂(1か月~1.5か月程で全入れ替え)
ねこちゃんのトイレは1匹につきプラス1つは必要と言われていますので、トイレの砂も倍必要です。
買い替えも必要
- キャットタワー(劣化や破損などで買い替え)
- ケージ
通年かかってくる費用
- クーラーや暖房
- 空気清浄機
特別な時の費用
- 医療費(高額になる恐れあり)
- 療養食(病気やダイエットの時必要な専用フード)
ねこちゃんの平均寿命は15歳と言われていて、シニアねこになると介護が必要な場面もでてきます。
ねこちゃんの医療費は高額になることも。
日々のケアも大切です
ねこちゃんを飼うことに家族の協力は必要不可欠
家族の協力はとても重要です。
しつけ=ねこちゃんに判断させる(×)
飼い主が先回りして動く=危険を回避(◎)
例えば2人暮らしで、1人はねこちゃんに興味がないとします。
食べるとキケンな食品を置きっぱなしにしてはいけない、ということを理解して動いてくれるでしょうか?
と感じるかもしれませんし、誤食して病院へ連れて行くことになるかもしれません。
人間とペットが幸せに暮らすには、家族全員の理解と協力が条件です。
費用面
例えばお小遣い制度があるとして、家族で1人だけがねこちゃんの消耗品やおやつを買ってくる場合、いつか問題が生じませんか?
冷暖房
人間が不在の時に一日中冷暖房をつけているのは勿体ない!と感じる家族がいれば、ねこちゃんにとって住みやすい環境をつくることはできません。
『必要な費用である』と説得しないといけない家族がいるなら、ねこちゃんを幸せにすることは難しいです。
ねこちゃんを飼うことで失う、自分の時間
自由気ままに窓でくつろいだり、ひとり遊びをしたりとマイペースに見られがちですが、手がかからないということではありません。
イエネコ化が進んで事故や病気のリスクは減りましたが、運動不足という別の問題も増えています。
狩りをしなくても毎日出てくるフード=カロリー過多
刺激がない日々でずっと寝ている=運動不足
運動不足で肥満になってしまうねこちゃんも増加しています。
ぼんやりとスマホを開いていた時間はねこちゃんと遊ぶ時間になるかもしれないし、食事のあとはすぐに洗い物をすることになります。
残業による寝不足や二日酔い、体調不良などはおかまいなしのエンドレスな日常です。
自分中心な生活をしている人は、自分の時間が減った!と思うかもしれません。
ねこちゃんをお迎えして得た、夏目の時間|参考
ねこちゃんはルーティーンを大切にします。
4:30 | フードの催促がはじまる |
---|---|
4:45 | フードの催促が激しさを増す |
5:00 | 起床、ひめちゃん念願のフード(ドライ)を献上 |
5:15 | 5分~10分おもちゃで遊ぶ |
7:45 | 2回目のおもちゃ催促 |
8:00 | 2回目のフード |
補足:寝る前に翌日のフードを軽量してケースに入れています。
5時にフードをあげると決めているので、4時台の猛攻では決して起きませんがよく噛まれます。
早朝からフードをねだられるから辛いとよく聞きますが、悪い事だけではありません。
早朝時間を使って好きなことができるので得した気分になれます。
ねこちゃんを飼うのに向いていない人リスト
- 旅行が好きで外泊が多い人
- 残業や飲み会が多い人
- 植物が好きで、部屋にお花を飾りたい人
- 引っかかれて困る服を片付けられない人
- クッションやソファーなど、家具に傷を付けられたら怒る人
- お世話に非協力的な人
- 自分中心で考えてしまう人
犬は人に付き猫は家に付くと言われています。
ことわざで、わんちゃんは飼い主さんに懐くが、ねこちゃんは飼い主さんより家や場所になじむという意味。
外をパトロールしないイエネコでも、引っ越しで体調を崩すねこちゃんもいるほどです。
旅行が好きで何泊もする場合は知人やペットホテルに預けることになりますが、非日常は大きなストレスを与えてしまいます。
可憐なお花は私たちを癒しますが、ねこちゃんが食べると中毒をおこすものがたくさんあります。
ねこちゃんに食べたらダメ、と教えることはできないので手の届く範囲にお花を飾るのは残念ながらNGです。
大切な服に爪を立てられた!
お気に入りのソファーで爪とぎをした!
だめって言ったのに、勝手に食べた!
このように感じる人はねこちゃんをお迎えするのに向いていません。
自分の生活に変化があった時の対応
良くも悪くも、人生なにが起こるかわかりません。
そしてねこちゃんは飼い主さんと一緒の道をたどります。
- 恋人と別れたのでねこちゃんを押し付ける
- 夫婦で飼っていたが、離婚したので手放す
- 引っ越すことになったので置いていく
- ねこ好きな家族が亡くなったから捨ててしまう
ねこちゃんは飼い主を選べません。
細心の注意を払っていたとしても、脱走してしまい悲しむ飼い主さんや、病気になって寿命を全うできないねこちゃんだっています。
自分の都合にねこちゃんを振り回すことがあってはいけません。
自分にもしもがあった時の為に、次の飼い主候補を話し合っておいてください。
まとめ
ねこちゃんはとても可愛いです。
でも、良い面だけを見てお迎えした先にはリアルが待っています。
- 費用はかかる
- 家族の協力がないと難しい
- 自分の時間が減るかもしれない
- 数日家を空けるのはよくない
- しつけはできない
- 最後まで責任をもたなければならない
大切なのはお迎えする覚悟が自分にあるのか、ということ。
そう思えるのならばねこちゃんは私たちの心を豊かにし、とてつもない癒しと笑いを運んでくれます。
あなたと未来のねこちゃんが幸せな生活を送れますように
ペットと愉しむインテリアショップ【uminecco(ウミネッコ)】
子猫をお迎えするなら、知っておきたい心得があります。